B-money(ビーマネー) ~ビットコイン以前に提案された匿名の電子キャッシュシステム~

B-money(ビーマネー)とは

1998年にWeiDaiという人物によって提案された電子通貨システムです。このシステムは匿名性の高い分散型のシステムで、Satoshi Nakamotoがビットコイン(bitcoin)を作る際に参考にしたと言われいます。
この提案では第三者を挟まないで支払いをするというコンセプトなど、現在のビットコイン(bitcoin)の根底にあるようなシステムを提案しています。B-money自体はローンチすることなく提案のままです。この記事ではもっと詳細にどのB-money(ビーマネー)の特徴を紹介していきます。

誰がB-money(ビーマネー)を提案したのか

B-money(ビーマネー)はWei Daiという人物が提案しました。世界的に有名なコンピュータサイエンティスト、暗号作成者で、ワシントン大学のコンピュータサイエンス学部を卒用しています。Wei Daiは暗号化の分野の発展に大きく貢献しており、C++の暗号化のライブラリなどを書いた実績があります。また、彼はSatoshi Nakamotoがビットコイン(bitcoin)を開発していた時期に連絡を取った数少ない人物の一人です。(2008年にWei DaiとAdam Backに初めて連絡をしたそうです。)
またCrypto-anarchistとしても有名です。Crypto-anarchistとはプログラムなどで政府管理を排除しようとする思想です。Wei Daiは彼の1998年に彼のコミュニティに対して今の仮想通貨の原形とも言えるような発言を残しています。
仮想通貨、暗号化の貢献したことへの敬意を込めてイーサリアムのGASであるEtherの単位としてWeiという名前が使用されています。


B-money(ビーマネー)で提案したプロトコルとは?

PROTOCOL

Wei DaiがB-money(ビーマネー)で提案して、今日の仮想通貨に大きく影響を与えたプロトコルは2つあります。

1つ目のプロトコル

全て参加者はデジタルペンネームの保有残高(データベース)をメンテナンスすることが出来る。具体的にどのようなことができるかというと以下の5つである。

  • お金の創造。解かれていない計算的な問題をといてブロードキャスティンスすると誰でお金を作ることができる。
  • 送金。ex. アリスがボブにXという通貨単位の送金をする際、アリスはそのことをネットワークにブロードキャストします。この送金でアリスの残高が赤字にならない限り、送金されます。
  • 契約の実施に向けて。この時点で債務不履行になった調停などの細かい契約を決め同意します。
  • 契約の締結。契約が疑う余地なく締結されれば、関係者は暗号化された署名入りのメッセージをブロードキャストします。
  • 契約の実施。契約の当事者が仲介者の助けを借りても同意できない場合は罰金を契約者の有利なように課す。

これが一つ目のプロトコルです。若干複雑ですが、まさしくビットコイン(bitcoin)のトランザクションの承認をマイニングで行うという機能を彷彿させる内容ですね。ただし、具体的な仕様が一切ないので、1998年の公開当初に多くの人から理解させるのは難しかったでしょう。

2つ目のプロトコル

ユーザーアカウント内の残高を全てのユーザーに共有するのではなく部分集合の参加者(サーバーと呼ぶ)内で共有する。
それらのサーバーはネットニュースのようなブロードキャストチャンネルに繋がっている。ブロードキャストチャンネルで共有されるデータのフォーマットは1つ目のプロトコルと同じものとする。しかし、トランザクションを検証するユーザーは毎回サーバーの中からランダムに選ばれる選ばれます。
またサーバーはある程度の信頼を担保するために、サーバー参加者を正直者にする仕組みが必要である。その仕組みのためにそれぞれのサーバーはある程度の量のお金が必要である。そのお金を不正行為を暴いたユーザーへのリワード、また不正行為をしたユーザーへの罰金としてプールするなどの利用をする。さらにそれぞれのサーバーは定期的にお金の発行とお金の所有者データーベースを管理しなければならない。またそれぞれのユーザー残高確認とネットワーク内の合計残高に問題がないか確認する。この定期的な検証がサーバー内の共謀を永久的かつ低コスト防ぐ。

これが2つ目のプロトコルです。この内容はマイニングを1つ目のプロトコルよりも少しマイニングとブロックチェーンプルーフオブワークが見つかる前のいろいろな検証が必要なことだけ気づいていると感じますね。

以上の2つがB-money(ビーマネー)で提案されたものです。今見返せば、ビットコイン(bitcoin)のブロックチェーンを支えるシステムの面影を感じるような内容ですね。またコンセプト的な内容に留まっており具体的な実装の話はいっさいでてきません。この内容からSatoshi Nakamotoはビットコインの具体的なシステムを構築につなげたのも納得できます。

こちらの文章は以下のURLを参考にして記載しました。
http://www.weidai.com/bmoney.txt

ビットコイン(bitcoin)登場以前の提案されたシステム
Bit gold(ビットゴールド)

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