ブレイブブラウザ(Brave)とは?~高速ブラウザの特徴・設定方法~

ブレイブブラウザ公式Webキャプチャ
ブレイブブラウザ公式Webページより

プログラミング言語JavaScriptやファイアフォックス(Firefox)ブラウザの産みの親であるブレンダン アイク(Brendan Eich)が作った、次世代の高速ブラウザとして注目を集めているブレイブブラウザ。ライオンのようなアイコンが特徴的ですね。

ブラウザだけでなく、そのブラウザを使用したら得られる暗号資産(仮想通貨)、ベーシックアテンショントークンとともに2017年に一気に注目を集めました。

*ベーシックアテンショントークンについて
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▶︎GMOインターネットグループ(東証一部上場)の【GMOコイン】

Contents

Braveブラウザ概要

2019年に入ってからはWikipedia(ウィキペディア)がBraveの公認パブリッシャーになったり、MAUが800万ユーザーに達したり、Web、アンドロイド、iPhone全てでBraveリワードが受け取れるようになったりとポジティブなニュースが多かったですが、本記事はそもそもブレイブブラウザ(Brave)についてあまりよく知らない方に対して記事をまとめました。

開発言語JavaScript, C, C++
開発会社Brave Software, Inc.
創始者Brendan Eich(ブレンダン アイク)
Gitアドレスhttps://github.com/brave/brave-browser
メリットWebページの読み込みの早さ
開発ロードマップhttps://github.com/brave/brave-browser/wiki/Roadmap
ブレイブブラウザの概要

ブレイブブラウザ(Brave)のメリット

メリット1. 圧倒的なレンダリングスピード

ブレイブブラウザ(Brave)のサイトによるとPC版のブレイブは競合ブラウザよりも2倍早くデータを読み込み、スマートフォン版では最大約8倍早く読み込む言われています。

以下参考動画です。

ブレイブブラウザ(Brave)の表示速度/公式Youtubeチャネルより

なぜブレイブブラウザはWebページの読み込みが早いの?

ブレイブは上の動画で見た通り、Webページの読み込みが早いのが指示を得ている理由の一つでもあります。では何故、他のブラウザよりも早いのか?

理由はWebページを読み込む際にWeb広告の画像や動画を読み込まないからです。

全くWeb広告が表示されないのか?

全て表示されない訳ではありません。例えば検索連動型の広告は表示されます。またブレイブも控えめな広告(Push通知のような広告)やブレイブブラウザのトップページにスポンサードイメージ広告が表示されます。

■ブレイブブラウザ(Brave)の広告
高速ブラウザ、ブレイブ(Brave)がスポンサーイメージ広告をローンチ!

メリット2. プライバシーを配慮したブラウザ

Googleやfacebookなどがメールアドレスなどの個人情報やコンテンツの閲覧履歴(Cookie)などを利用したビジネスが繁栄していくのにつれて、個人情報の捉え方を変えようという動きがあります。

この動きの最も代表的なものがGDPR(General Data Protection Rule)で日本語ではEU一般データ保護規則と訳されます。

デジタルプライバシーを保護するための立法になります。ブレイブブラウザはこのGDPRに抵触するような個人情報を仕組みになっていません。

■GDPRとは
GDPR(General Data Protection Rule)ことEU一般データ保護規則について以下で纏めましたので、興味がある方はご確認ください。
GDPRとは?

メリット3. 暗号資産(仮想通貨)の投げ銭 / 換金できる

ブレイブブラウザ(Brave)を利用してネットサーフィンをしたユーザーにはBrave Rewardsと呼ばれるポイントのようなものが付与されます。

それをユーザーは記事や動画などのコンテンツ制作者に投げ銭したりすることが出来ます。投げ銭は一度だけ送りパターンと毎月、決まった金額を投げる定期購読のなどいくつかあります。

その投げられたポイントですが、ベーシックアテンショントークンに換金することが出来ます。つまりコンテンツクリエイターはベーシックアテンショントークンを得ることが出来るのです。

クリエイターだけでなく、ネットサーフィンをしたユーザーもベーシックアテンショントークンを換金することが出来ます。
*国などによって規制が異なるために全て国で換金できる訳ではないようです。

ベーシックアテンショントークンとは?

ブレイブブラウザ使用で得られるベーシックアテンショントークンについて詳しく書いた記事がありますのでこちらをご参照ください。

▶︎ベーシックアテンショントークンについて
GMOコインに上場したベーシックアテンショントークン(BAT)とは?

ブレイブブラウザ(Brave)のデメリット

デメリット1. 現状、日本ではベーシックアテンショントークンに換金できない

メリットでも国の規制によって換金できないと記載しましたが、日本ではユーザーがベーシックアテンショントークンを受け取ることが出来ないようです。

しかし、クリエイターに関しては資金決済法に準拠するように準備を進めているようです。ただベーシックアテンショントークンではなく、日本円で受け取れるように形になるようです。詳しくは以下の記事をご確認ください。

*2020年11月に日本でBATが受け取り可能に
▶︎ブレイブ(Brave)ブラウザユーザーに朗報!日本でもリワードをBATで受け取れるように!

デメリット2. 現状のWeb広告エコシステムとの共存が予測しずらい

Webページの読み込みが早く、ユーザーのプライバシーを保護するような仕組みがあり、将来的にはユーザーが換金できる可能性があるブレイブブラウザ。ここまで話を聞くと良いことばかりのように見えますが課題もあります。

現状、個人ブロガーやWebでメディアを運用している会社はGoogleなどに広告枠を売ることで収益を得ています。

暗号資産(仮想通貨)の普及しきった世の中であれば、ブレイブブラウザの存在感が増しますが、多くのクリエイターがGoogle Adsenseからブレイブクリエイターに鞍替えすることが予想されますが、少し先の未来になる気がします。

また、現状、デスクトップとスマートフォン共にGoogle Chromeが圧倒的なシェアを誇っています。そこからシェアを奪えれば、ブレイブブラウザを使うメリットが大きくなると思うのですが、現状は大きな差がついています。

ただ、確実にブレイブブラウザを使用するユーザーは増えています。

▶︎ブレイブブラウザのユーザー数
Brave(ブレイブ)ブラウザのユーザー数が800万を突破!

どうやったらBraveクリエイターになれるのか?

こちらのページからブレイブクリエイターになれる登録が出来ます。現状、ブログなどのWebサイトYoutube、Twitchなどを登録することが出来ます。
https://publishers.basicattentiontoken.org/?locale=ja

ちなみにwikipediaはBraveクリエイター(パブリッシャー)です。

■ブレイブのパブリッシャー
ウィキペディアがBrave(ブレイブ)ブラウザの公認パブリッシャーに!~19/08/29~

ブレイブブラウザのダウンロードはこちらから。PCとスマホなどあらゆるデバイスでブレイブを利用できます。


ブレイブブラウザ(Brave)は他のブラウザと違うの?

インターネット、Webサイトへのアクセスという点では、ブレイブブラウザ(Brave)は多くのブラウザと同じ特性を持っています。ですが、以下の2点が大きく異なる点です。

  • プライバシーの保護*とアドブロッキングを重視してサービスを提供しているところ。
  • Braveブラウザを使用するユーザーは仮想通貨トークンをWebサイトの運用者に任意で寄付することが出来ます。

*GDPRの影響でIPアドレスやCookieも個人情報として扱われるようなっているのでここでいうプライバシーの保護はcookieやIPアドレスの利用しないという意図かと思われます。

GDPRでCookieやIPアドレスが個人情報をとして扱われるようになると既存のGoogleの提供しているサービスはプライバシー保護の観点からは問題が多く、Brave(ブレイブ)のようなプライバシーの保護に重きを置いたブラウザに人気が集まっています。

▶︎GDPRについてもっと詳しく書いた記事はこちら
GDPR(EU一般データ保護規則)とは

ブレイブブラウザ(Brave)はどの程度プライバシーを考慮しているの?

ブレイブブラウザはユーザーのプライバシー保護を大事にしています。何も設定しなくても、Braveブラウザはオンライン広告、cookie、フィッシング、マルウエアをブロックしています。またブラウザfingerprint protection(フィンガープリントプロテクション)や常時SSL化を可能にするかの選択肢を与えてくれる。

fingerprintingとは

fingerprintを日本語で指紋と訳させれます。現実、世界で指紋が犯罪を犯した人を特定するのに利用されるようにネット空間でも下記の情報で個人を特定する技術です。

  • アプリケーション
  • ネットワーク
  • OS
  • ハードウェア etc…

フィンガープリントプロテクションとは

Webサイトがcookieなど利用してユーザーをトラッキングするのを困難にする機能です。

常時SSL化とは

WebサイトのURLはhttpsとhttpのどちらで始まります。
httpsはデータを暗号することで悪意をもった第三者に通信を改竄されないようにする仕組みです。常時SSL化とはhttpで公開しているサイトをhttps(暗号化で安全にされた接続)で繋ぐ技術です。
上のプライバシー設定は個人でオン、オフの切り替えがシンプルなUIの操作でできます。

セキュリティの種類対策
デフォルトのセキュリティオンライン広告
cookie
フィッシング
マルウエア
選べるセキュリティ・ブラウザーフィンガープリント
・常時SSL
ブレイブ使用で得られるセキュリティのメリット

ブレイブブラウザ(Brave)のダウンロードリンクまとめ

デスクトップ版のブレイブは以下のURLからダウンロードできます。

Windows、mac、Linax
https://brave.com/download/

スマートフォン版のブレイブは以下のURLからダウンロードできます。

Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.brave.browser&hl=ja

App Store
https://geo.itunes.apple.com/us/app/brave-web-browser/id1052879175?mt=8

ブレイブブラウザの設定方法

ブレイブPC版

PCで開くとブラウザは上のようにトップ画面が開かれます。

  1. ブレイブのホーム画面の設定
    背景画像の設定、ブロック済みの広告などの統計の表示設定、Brave Rewardsの表示・非表示設定ができます。
  2. 設定
    ブラウザの言語や広告表示、拡張機能などの設定ができます。
  3. ブックマーク
    お気に入り登録しているサイトが表示されます。ブックマークページの右上にある縦並びの点からブックマークをインポートするという機能があります。この機能を使用すれば他のブラウザで設定したブックマークを表示させることが出来ます。
  4. 履歴
    閲覧したWebサイトの情報が表示されます。

ブレイブブラウザ設定画面

トップ画面の設定をクリックすると上の画面に遷移します。

  1. Shields
    セキュリティに関する設定を出来ます。
  2. 拡張機能
    拡張機能をダウンロードできるページに遷移します。ブレイブはChromeと同じ拡張機能を利用できます。
  3. 詳細設定
    クリックすると④が開かれて、その多くの設定が出来ます。言語が英語の設定になっている方は④の部分から日本語に変更できます。

スマホ版のブレイブ(Brave)

下の…をタップすると上のようなメニューが表示されます。①をクリックするとブラウザと同じようにいろいろな設定をすることができます。

スマホ版*はセキュリティの設定が細かくできるようになっており以下のような特徴があります。

  • Face IDとパスコードを設定してブラウザへのアクセスにロックをかける
  • 使用する検索エンジンをいくつか選べる(通常モードGoogle、プライベートモードDuckDuckGo**がデフォルト
  • Brave SyncでPC、スマホ、タブレット間でブラウザを同期できる。

*確認デバイスはiPhoneになります。
**DuckDuckGoは検索の履歴や閲覧履歴が残らないブラウザです。

Braveをダウンロード後にするべき設定

ダウンロードしたら以下の設定をすることをおすすめします。

Brave Rewards(ブレイブリワーズ)をオンにする

BraveをダウンロードしたらまずはBrave Rewardsの設定をしましょう。

ブラウザの右上にある横棒3本をクリックして、ドロップダウンメニューを開きます。

メニューの中にある設定をクリックします。

Brave Rewardsをクリック。

オフになっているBrave Rewardsをクリックしてオンする。

広告をオンにするためにクリックする。自動支援がオフであるか確認する。③をクリックすると次の画面が表示されます。

表示される広告の最大数を決められます。広告が気にならない方であれば、1時間に5件の広告で設定するとBATポイントが溜まりやすくなります。

Brave Search(ブレイブサーチ)とは?

Braveがオープンソースの検索エンジンTailcatの買収して、そこの技術を利用してBrave Searchを開発すると発表しました。詳しくは以下のリンクから。

独自検索エンジンBrave Search開発を発表!

Braveブラウザは誰が、どんな理由で作ったのか

ブレイブブラウザ(Brave)はブレイブソフトウェア(Brave Software)という2015年創業の会社によって作られました。

この会社のCEOはNetScape(ネットスケープ)やJavascriptやFirefoxの生みの親であるBrendan Eich(ブレンダン アイク)です。

Brendan Eich(ブレンダン アイク)がブレイブブラウザ(Brave)で目指しているものはオンライン広告枠の非中央集権化です。現状のオンライン広告には以下のプレイヤーが参加しています。

  • パブリッシャー … ブロクメディアを持っている法人(個人
  • 広告主 … 広告を出稿して自社製品をアピールしたい企業
  • ユーザー … ブログや動画を消費する消費者
  • プラットフォーム … パブリッシャーを束ねる法人 ex. Google等


上のプレイヤーの中では現在、プラットフォーマーが圧倒的な力を持っています。このプラットフォーマーの代表格であるGoogleが入ることで広告主とパブリッシャーは多くの仲介マージンのようなものを抜かれています。広告枠の非中央集権化とは即ち、この仲介マージンをよりパブリッシャーや広告主にも還元できるような仕組みを作ろうという試みです。

Web広告の現状のプレイヤー関係の整理

ブレイブ(Brave)は上のプラットフォームとしてWeb広告の健全化を目指しています。ブレンダン アイヒは現状のWeb広告は壊れていると指摘して、その問題解決するためにブレイブブラウザ(Brave)の開発と普及に努めています。

広告主編
プラットフォームを利用して自社製品などをアピールしたいが、そのためにプラットフォームに多くの宣伝費を投じなければなれない。また広告主のお金で使用して、プラットフォームはユーザーのWeb閲覧履歴などをトラッキングする。

現状のWeb広告はユーザー、広告主、パブリッシャーがプラットフォームに使用しないとWeb閲覧が出来ません。またプラットフォームサイドも利益を上げるために、ユーザーのデーターをトラッキングして、広告主が広告を出稿した際にパフォーマンスが出るようにしています。結果として、ユーザーはWebを閲覧するごとにデータを監視され、見たくない広告見るような仕組みになってしまっています。

パブリッシャー
リーチできるユーザー数、ユーザーの行動特性などより多く、細かくタイムリーに情報提供できるGoogleなどの主要広告プラットフォームに登録して広告枠を売る。この行動を多くのパブリッシャーが取るために、実質プラットフォーム(今回の例だとGoogle)が多くのデータを持つようになる。

ユーザー
Web閲覧のために、プラットフォームを利用するが、広告などの見たくないコンテンツがパブリッシャーページにあるために高速のブラウジングでの閲覧が難しい。またプラットフォームにWeb閲覧の履歴を監視されているので、プライバシーに問題がある状態でネット閲覧をするような状態になっている。

プラットフォーマー
パブリッシャーの広告の枠をまとめ、広告主が広告出稿する際に、ネット閲覧履歴などの情報を提供する。
広告主からもパブリッシャーからも中間のマージンを抜いて利益を出す仕組み。

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